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職位ガイドライン大前提(特に社外の方へ)
ゆめみでは、 給与自己決定制度(公式ドキュメント🔰) での給与決定が運用されています。下記ガイドラインに関わらず、人材市場評価・社内市場評価も勘案しながら、周囲からレビューをもらい最後は給与を自己決定をします。給与はえいやで決めるとしています。
また、「ガイドライン」とは、その定義から、それを参考にした上で本人が自己決定する手がかりでしかありません。チェックリストを満たしたら単純に給与が上がるというものではないですし、チェックリストを満たしていないから給与が上げられないわけでもありません。
細分化した役割、期待、能力を設定している理由としては、本人が自ら能力開発目標を立てるための助けになるとして設定もされています。
その上で、本ガイドラインを外部にオープンにする事により、業界においてエンジニアがより適正に評価され、能力開発が進む事を期待しますし、各社もオープングレードとして等級制度の内容をオープンにする流れが進むと良いと考えています。
プロダクトエンジニアの定義と役割
定義
- プロダクトエンジニアとは、プロダクトの成長を目的にして、特定の技術領域に専門性を持ちつつも「越境性」の観点で周辺領域へのリーダーシップを発揮する役割
- 具体的には、アプリケーション(DevOps)エンジニアの主担当領域である「設計・開発・運用」の領域の周辺・隣接領域への越境が期待される
- ビジネス・ドメイン理解
- 顧客・ユーザー体験設計
- UIデザイン
- アーキテクチャ設計
- データ分析
- プロジェクトリード
- 組織プロセスマネジメント
越境対象となる周辺・隣接領域
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役割や期待
アソシエイト職位
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アソシエイト [✔️]
アソシエイトからプロフェッショナル職位の昇進必須条件
下記の条件が満たせなければ、いくらプロフェッショナル職位のチェック項目が付いていても、プロフェッショナル職位にはなれないでアソシエイト職位のままとなる。その場合、アソシエイト職位の給与上限が530万のため、昇給の上限も530万となる
- ZAC「プロジェクト学習」の調整係数が必要なくなった段階、ハンズオンでの育成担当も外れて自走できる状態になり、必要に応じて自ら相談しにいくだけで業務が進む段階になっている
なお、新卒は入社後平均6ヶ月(標準偏差3ヶ月)には、アソシエイトのガイドラインを満たす事が期待されます
ただし、ゆめみの新卒エンジニアについては、800-1000時間以上の実践的なプログラミング歴が入社前にあることが標準的な想定となっている前提。
プロフェッショナル職位
セルフマネジメントを基盤とした上で、チームとの協働力、ビジネスコミュニケーションを身につけ、技術的な専門性を持った上でエンジニアとしてDevOpsの実現が期待された上で、プロダクト志向を常に意識しながら、越境力を持って行動できることが期待されます
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プロフェッショナル [✔️]
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チーフ・プロフェッショナル [✔️]
プロフェッショナルからリード職位への昇進必須条件
- (重要)プロダクトのロードマップや開発ロードマップを理解した上で、ビジネス価値やユーザー体験の向上の観点であるべき仕様を提示することができる(2025/1/1以降昇進条件適用)
- (重要)生成AIを活用して仕様書の作成・変更からコードの生成・変更を行う を理解している。その上で、現時点ででできる範囲(ツールの制約や案件の制約があることは仕方がない前提)での生成AI活用を行い、自分なりに開発生産性向上の工夫を日常的に行っている(なお、開発生産性向上の手段としては生成AIに限定はしていないことと、生成AIの効用を鵜呑みにすること、とりあえず生成AIを使えば良いという発想も推奨はしていない。加えて言えば、生成AIを活用しやすくするための独自ツールを開発することも手段には含まれる)(2025/1/1以降適用)
- プロフェッショナルランクlのコードレビューやペアプロ・ペアワークなどを通じて開発についての指導ができる
- 実際に、プロフェッショナルランクのエンジニアのコード・仕様書のレビューを行っている
なお、新卒は入社後平均18ヶ月(標準偏差6ヶ月)には、チーフプロフェッショナルのガイドラインを満たす事が期待されます
リード職位
大きくは、4つの系統を選び(兼務でも良いですが、自分の資質、志向性にあった主軸は決めておいてください)キャリアプランに記載しておいてください。
なお、ゆめみは専任の管理職がいない組織のため、一般的な会社のようにピープルマネジメントの役割がリード職位に大きく求められる訳ではありません。
リード職位の4系統
- リードエンジニア
- プロジェクトリード(PL)ロール
- プロダクトリード(PdL)ロール
- テックリード
- アーキテクト
- マイスターエンジニア
リード職位:⑴ リードエンジニア
ゆめみでのリードエンジニアには、プロジェクトリードとプロダクトリードの2つの役割が期待されます。
PLロール、PdLロールは、あくまでリードエンジニアのロールであり、プロジェクトリードエンジニア、プロダクトリードエンジニアとして、リードエンジニアの職種が2つに分かれる訳ではありません
両方の役割を実施できることが期待されますが、人の資質や得意領域によってはいずれかの一方に偏ることも可能とします。
プロジェクトリード(PL)ロールに期待される役割
3つのコアバリュー
プロジェクトリードエンジニアには、技術的な専門性を持った上で、3つのコアバリューを発揮するプロジェクトリードとしての役割が期待されます
- 仕事の進め方・情報共有など方針策定
- 顧客や関係者との詳細仕様調整や、前工程におけるリスク洗い出し
- チームにおける課題解決、タスクマネジメント
プロダクトリード(PdL)ロールに期待される役割
3つのコアバリュー
プロダクトリードエンジニアには、技術的な専門性をを持った上で、3つのコアバリューを発揮するプロダクトリードとしての役割が期待されます
- 幅広い技術スキルとビジネス理解
- プロダクトの方向性に関する意思決定支援力
- チームにおける課題解決、タスクマネジメント
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PL・PdLロールの違い(詳細)
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サブ・リードエンジニア [✔️]
なお、新卒は入社後平均30ヶ月(標準偏差6ヶ月、つまり約7割の新卒)には、サブ・リードエンジニアのガイドラインを満たす事が期待されます。
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リード・エンジニア [✔️]
リードエンジニアからチーフリードエンジニアへの昇格必須条件
技術的な高い専門性を持っていて、特定のチームやプロジェクトに依存せず、リードエンジニア業務を独力で行うことができている(チーフリードへの昇格必須条件)
実際に複数のプロジェクトや異なるチームメンバーとの組み合わせでリードエンジニアとして業務を独力で行った実績がある
顧客企業のエンジニアチームと共同開発を行う内製化支援業務においても、顧客からリードエンジニアとして技術的に評価されるレベル
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チーフ・リードエンジニア [✔️]
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マルチ・リードエンジニア [✔️]
マルチスタックの例
- iOS、Androidの両方の技術の専門性を持った上で、iOS、 Android両方のプロダクトの設計理解、コード理解があるため、モバイルアプリに関する仕様調整を手戻りなく、実装容易性も考慮した上で、統合的にリードできる場合となります
マルチハットの例
- アーキテクトあるいはプロジェクトマネージャー(チームビルディング・テクニカルセールス・顧客折衝・リスク管理など)の役割も兼務して担うことで、プロジェクトの高い品質や生産性に貢献できる
- 社内のグループ全体の委員会活動、あるいはグループを横断した委員会活動をリードできるレベルでのプロセスマネジメントを兼務して担い、組織に貢献できる
リード職位:⑵ テックリード
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テックリード [✔️]
700〜900万
サブ・リードエンジニアとしての職位ガイドラインを満たした上で、高い専門性と設計・実装力があり、複数のプロジェクト・プロダクトに対して技術的な課題解決を行うことができる
行動指針の参考
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チーフ・テックリード [✔️]
900〜1000万
リード職位:⑶ アーキテクト
サブ・アーキテクト
650〜720万
リードエンジニアの職位とアーキテクトの職位ガイドラインの一部を満たした上でアーキテクトの補佐を行うことができる
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アーキテクト [✔️]
700〜800万
リードエンジニアの職位ガイドラインを満たした上でシステム全体の設計やコアな部分の実装も行うことができる
ゆめみ組織設計(画像へのリンク)
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リードアーキテクト [✔️]
800〜1000万
規模が大きかったり、複雑性が高いサービスにおいてシステム全体の設計だけでなく、クリティカルな部分の実装も行うことができる
リード職位:⑷ マイスターエンジニア
プロジェクトリードやテックリードというチームにおける役割を担わなくても、標準的なエンジニアの2倍以上の生産性が高いエンジニアはマイスター認定され、生産性にあわせて年収想定も高く設定され得る
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マイスターエンジニア [✔️]
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チーフ・マイスターエンジニア [✔️]
リーダー職位の年収加算・減算要素
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マイスターエンジニア兼リードエンジニア
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テックリード兼リードエンジニア
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マルチスタックエンジニア
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マルチハット・エンジニア
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フルサイクル・エンジニア
シニア職位
900〜1300万
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シニアリードエンジニア・シニアテックリード・シニアマイスターエンジニア・シニアアーキテクト[✔️]
その他:キャリアのロードマップ
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マルチスタック生成AIエンジニア
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アソシエイトからリード職位までのロードマップ例
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フロントエンドエンジニアのキャリア6系統
その他情報
制度の背景についての記事
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