リリースノート
2024/01/22 実験的に制度をリリース予定
2024/04/01 実験期間中に得られたフィードバックを制度にアップデート(制度利用方法、予算執行条件、利用プロセス例)
2024/04/01 正式リリース
背景
- 外部・内部の状況変化および今後の戦略・事業方針を踏まえ、「アウトプットカルチャーを土台とし、アウトカムカルチャーの醸成」を目指したい
- このカルチャー変革に向けて、育成投資の再配分も進めていく
- 具体的には、会社として事業成長(例、売上拡大・利益率向上など)や組織へのインパクト(例、eNPS向上など)に繋がるものに投資を集中していきたい
- 従来は直接的に繋がらない学びにも一定以上の投資を行っていた(※)が、今後は「今の業務(あるいは将来に繋がる業務)」に繋がる学びに投資していきたい
- (※)100万円以上の投資しても、その学びが組織に対して十分に還元されていないケースが幾つか見られた
- ただし、育成投資の再配分にあたり、会社全体の育成費用を全社員で割った「一人当たり育成費用(15万円)」は従来と変わらない(あくまで予算策定の際に基準とした目安であり、個人の利用額の上限ではない)
- この方針を実現するために、勉強し放題制度・資格取得報奨金制度をゼロベースで見直し、アウトカムに繋がる「学習」活動に投資していきたい(補足:勉強と学習の定義はこちら)
- なお、名前の由来として「クラウドファンディング」を参考としている。「メンバーがゆめみで成し遂げたい想いことに対して賛同者を募り、それを応援していく」という想いが込められている
目的
- 顧客、サービス、メンバーの成長を狙いとした、アウトカムカルチャーの醸成
- アウトプットカルチャーを否定することは全くありません。むしろアウトプットカルチャーは引き続き大切にした上で、その土台の上にアウトカムカルチャーを醸成していくことが目的です
まなびファンディング制度とは
- 現在あるいは将来の業務につながる「学習(≠勉強)」に対して、あらゆるインプットを購入・利用できる制度
- 前提条件をクリアすることで、その学習に必要なインプットに関わる費用を会社負担とすることができる
制度利用方法
- 以下に示す条件を満たし、かつ、アウトカムへのコミットメントを、プロリクを通じて約束することで、投資を受けることができる
書籍購入特例(JIKKEN期間 9/1~9/30)
以下の条件を満たすまなびファンディングのプロリクにおいて、特例として必要レビュー数を 1 LGTM とする。
- 電子物理拘らず書籍購入である
- 総額が税別5000円以下である
他の条件はまなびファンディングと同様で、アウトカム宣言は明記するものとする。
アウトカムの定義
- アウトカムとは、「会社としての事業成長や組織へのインパクトに繋がる行動」を指す
- 具体的には、以下の通り、定義されたものがアウトカムとなる。
- 【Outcome Level.4】学びを顧客提供価値に変え、マネタイズする
- 例、コンサルティング、研修講師
- 【Outcome Level.3】自らが講師となって、学んだことを他者に教える
- 例、社内研修講師
- 【Outcome Level.2】学びの場で他社人材と繋がり、ビジネスにインパクトを与える
- 例、ナーチャリング活動、プロジェクト参画に必要な業務理解
- 【Outcome Level.1】学びや気付きをもとに、他者と深める
- 例、1on1、談話室など
図 ゆめみアウトカムピラミッド(Ver.2)
推奨アウトカム例(ガイドライン)
- もし、インプットに対するアウトカムが思いつかない場合は、以下の例を参考にしながら考えてみましょう。
- 目的としては学習効果を高めるためのものとなります
インプット(学習内容) | 推奨アウトカム |
一定規模のセミナー・カンファレンス参加 | 一ヵ月以内のレポーティング(noteやQiita、Zennなど) |
書籍 | ザツダン会・社内勉強会・社内LT・1on1・チェックインテーマなどでの話題提供 |
企業主催の勉強会参加 | Xや社内のSlackなどでの発信 |
研修 | 社内研修プログラム化 |
対象者
- メンバーオプション対象のプロパー
プロリク方法
- 以下のフォーマットを通じて、001_help_まなファンプロリクにプロリクを出し、周囲からレビューをもらうことで実行できるようになる
プロリクのフォーマット
・タイトル:まなびファンディング プロリク
・提案サマリー(Summary):どんな提案なのかを要約する
・背景(Background):なぜ、その提案を行うに至ったかの背景や経緯
・目的(Objective):何のためにその提案を実施するかの目的や意図
・提案(Proposal):提案や意思決定の骨子
・効果(Effect):提案を行うことによるメリットや効果、狙い、理由などを示す
・金額(Cost):購入・購買・稼働等が伴う場合に記載
・参照リンク(Link):購買を伴う場合、リンクを貼ることにより購入物のイメージがしやすくなり、競合品との比較がしやすくなる
・期限(Time limit):レビューを受け付ける期限日。これを過ぎるとプロリク完了となる。
・アウトカム宣言・期限(commit to the outcome):得た学びや気付きを持って、具体的にいつまでに誰に何を行うのかを宣言する
プロリク先のチャンネル
プロリクにおける注意点
- 個人単位の研修費(書籍購入や資格取得・更新関連など)のプロリクは、原則的に001_help_まなファンプロリクで行うこととする(チームでのプロリクは不要)
- 必要に応じて、レビューをしてもらいたいメンバーに対してメンションを行っても良い
- なお、CxO室で取得推進している資格なども存在している場合、その内容に則って進めても良い
予算執行条件
- 選択した条件に対して、それぞれ以下に定める反応を得られれば、予算執行することができる
- なお、条件②を選択した場合、主体者(あるいはチームの代表)は以下のフォーマットに基づき、そのスレッド内に承認コメントを付すこととする
・ Go / No Go : 予算執行を承認するかどうかを記載する
・ 意思決定主体 : その意思決定主体(主体者あるいはチーム名を記載する)
・ 執行内容 : 提案されたものに対し、予算執行を承認する範囲を記載する(例えば、ひとつのプロリク内に複数の提案がある場合などを想定)
・ 予算元 : 原則的には「まなびファンディング制度」の予算だが、もし提案内容のうち、部分的にCxO室の予算などが用いられる場合に記載する
・ 採択理由 : なぜその提案を承認するのかの理由を記載する
本制度を利用すべきかどうか迷った場合:利用プロセス例
- 本制度を利用するかどうか迷った際、以下のような思考プロセスで考えると良いでしょう(図示したフローチャート図は、外部研修を受講すべきかどうかを想定した場合)。ポイントは、ゆめみのメンバーが共通的に抱える成長課題は、各CxO室を中心として検討されている可能性が高い(あるいはCxO室の予算内で計画されている)という点です。
- 2024年は、各CxO室に育成関連予算を割り振り、現場ニーズなどを踏まえた育成施策を検討いただいています(その予算も、人数に応じた分を見積り、割り振っています。詳細はこちら)。他のメンバーも同様のニーズがありそうなら、一度、各CxO室に相談してみましょう。
- セミナー・カンファレンス受講も、# 003_proreq_研修 で一度所属ギルドに紐づくCxO室にメンションを付けて聞いてみてください。
- 参考
- CTO室プロセス:
- CDO室プロセス:
- また、もしもまなびファンディング制度の利用が叶わなくても、ゆめみのなかには社内勉強会をはじめ、1on1や談話室など、学びの機会が多数用意されています。こうした機会も是非活用していきましょう。
図 新たに外部委託研修を受講したい場合の検討プロセス例
FAQ
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