変更履歴
‣
本資料の位置付け
最終面接における観点の社内メモであり、必ずしもこの内容に沿って厳格に合否が判断されるわけではなく、合否判断はポートフォリオ、一次面接も含めて総合的な判断で実施されるため、あくまで参考に留めてください
キャリアタイプについて
最終面接の採用評価の中では、標準的には1. のプロダクトデザイナーの採用を基本とした上で、2のUIデザイナースペシャリストについては高い専門性が期待できる場合に採用する方針とします
- プロダクトデザイナー(ゆめみの標準)
- UIデザイナースペシャリスト
プロダクトデザイナー(ゆめみの標準タイプ)
特徴
- サービスデザイン、UIデザインの両方を行うことができて、必要な工程を行き来できる
- PdMの補佐・右腕・参謀としては、幅広いマネジメント、ディレクション、プロジェクトマネジメントの役割も担うことができる
資質
- 幅広いスキル、役割を担える器用
- 様々なタイプのPdMにあったコミュニケーションをとり関係性を構築をする事ができる
- 補佐役として、空気を読み、気を利かせて立ち回る
- 時にはPdMをリードして推進する
- アイデアをすぐに具現化できる手の速さ
- 物事を「前に進める力」
- 「場をつくる」ことができ、特には自身が主導することもできる
- 自身の「ワクワク」を周りに伝播させることが自然にできる
ポートフォリオ観点
- リサーチ、コンセプトを踏まえたUIデザインの実績があること
- チームとしての実績であってもよい
- 以下のいずれかで特筆したものがある
- リサーチの徹底さ
- 情報設計力の高さ
- 着想のユニークさ
ソフトスキル
- 言語化力
- ロジカルコミュニケーション
- ディレクション力
- マルチタスク
- ファシリテーション
UIデザイナースペシャリスト
資質
- 職人的な緻密さ、繊細さ、細部へのこだわり
- 技術に興味があること
ポートフォリオ観点
- モバイルアプリあるいはPC WebのUIにおいて、多様な優れたアプリやプラットフォーム理解、技術理解があると思われる程度にリサーチしている事が伺えること
- 画面の構成要素の細部に緻密なこだわりを見せている
- パッと見てメジャーなアプリあるいはトレンドを押さえたイケてるデザインであること
- その中に個性的な要素があってもよいが、プラットフォームのヒューマンインターフェースガイドラインなどのお作法を理解して、それに沿っていることは大切
- ポートフォリオはチームではなく、個人としての実績が複数あり、多様なサービスにも対応できていること
- 多くの新卒のポートフォリオはデジタルサービスに関する実績数が少ない事が多い
- 最低限3種類以上、できれば5種類以上
ソフトスキル
- 業務分析力
- 情報設計力
- ビジネスコミュニケーションの高さはそこまで高く無くても大丈夫
- プロジェクトリードタイプでなくても寄り添った繊細さがあるタイプでも良い
キャリア
- UIデザインの専門性を高めたいという意思があることが大切
加点要素
- モバイルアプリもPC Web両方のUI実績があればなお良いが、無くても大丈夫
- デザイン情報学部など、技術とデザインの両方をやっていたりなど、デザインエンジニアリングに関心がある人についてはデザインエンジニアとしての将来性も加味
- 自身でプログラミングを自学で学習しているなど
その他方針
- グラフィックデザイン、イラストレーション「のみ」に傾倒している人はなかなか内定は出にくい
- プロダクトデザインとして物理的な「モノ」のデザインの実績割合が多くても、その中での多様な実績と深い思考があれば採用の可能性はある
業界考察とゆめみの採用前提
- 業界全体として、デジタル系における新卒採用枠は300席ぐらいと極めて少ない
- 企業側の想定するデザインが表層的なデザインにまだまだ留まっている事による需要が少ない事も要因である
- 一方で大学での学習内容が企業が求める実践と異なるという乖離も理由がある
- 結果として、学生でポテンシャル、センスはあるものの、より実践的な活動をしている人に内定が出る傾向がある
- したがって、ゆめみの一次面接担当が「この学生の候補者の方は育成すれば、伸びるのになぁ」と判断する人も最終面接では不採用になってしまう可能性があります
- この状況は必ずしも長期的な業界視点では望ましくないので、学生、大学への啓蒙や、企業へのデザイン組織理解の啓蒙などは進めていきたいと思っています
- 学生向けポートフォリオ改善の勉強会、インターンの開催なども行っていきたい