概要
製本版の特徴を紹介。最も実感の枠、同人誌らしい形態。
本のスタイルとしてまず思い浮かぶのが、紙の本。紙に刷られて製本された普通の本です。技術同人誌の世界では電子書籍も普通に存在するため、製本されたの本のことを「紙の本」とか「物理本」とか「製本版」と読んで区別したりします。
紙として印刷された本なので、何より「実感」がすごいのが大きな特徴のように思います。実際にものになって手に取れるのは、特に作り手にとってなんとも言えない嬉しさがあります。初めて製本された自分の本を手に取った時の感動は忘れられないので、ぜひみんなにも味わってほしく感じるほどの実感です。
ただ、製本版は印刷しないといけないところはネックなところに思います。そうとはいってもその費用は無視できないくらいにかかってくるものの、印刷自体の手配は難しくないので、お財布具合だけが問題になるとも言えたりします。あとは、本が物質的な質量を持つので、イベントなどでの持ち運びや、委託販売したときの在庫保管費、自宅で保管するなら保管場所、売れたときの配送料など、物体としての本の扱いについても意外と悩まされるところだったりします。