概要
無線綴じだとついてまわる背表紙について。知っておかないと表紙データを用意するときに焦ることになるので注目しておく。
先ほどお話しした無線綴じで出来る背表紙ですけれど、これは本文のページ数によって厚みが変わってきます。これは表紙をデザインするときに影響したりするので気をつけておきたいところです。
表紙のデザインは綴じ方向にもよるのですけれど、たとえば左綴じのときは、左側に表4、ついで背表紙、右側に表1という構成になります。ページ数によって表1と表4の離れ具合が変わってくるので、それを考慮して表紙をデザインしておかないと、背表紙が表や裏にはみだしたり足りなかったりして、意図していなと違う仕上がりになってしまうこともよくあります。ページ数は原稿が完成するまで確定しないので、それより先に表紙を制作する必要があるときは、背表紙の幅が多少変わったとしても柔軟に対応できるデザインにするなどの工夫をしておくようにしましょう。