概要
注文するときに何かと時間を取られたのが紙質。いろんな種類があることを知らないと、いざ発注の段階でどの紙が良いのか調査が必要になるので、ここで先に押さえておく。
紙の本を作る上で楽しい要素のひとつと思うところに、紙選びがあります。本文も表紙もどんな紙に刷るによってそのテイストが変わってきます。
とはいえ本文の場合はそれほど選択肢はなくて、特に技術同人誌の場合は「上質紙」になってくると思います。選ぶことがあるとすればその厚みで、少し薄手に感じる “70 kg” の厚みと、標準的な安心感のある “90 kg” の厚みから選ぶことになると思います。特にこだわりがなければ “90 kg” を選んでおくと良いでしょう。ちなみにこの厚みの単位、紙の厚みは “kg” で表現されますけれど、これは「四六全判」と呼ばれる企画サイズの紙を 1,000 枚重ねたときの重さになります。同じ紙であればその重さが大きいほど厚い紙になります。
表紙で使う紙についてはたくさんの種類が存在していて、それぞれが個性豊かだったりするので選ぶのに悩むところです。迷ったときは「アートポスト」のような印刷がイメージ通りに出る平らで白い紙を選んでおくとまずは良いかもしれません。慣れてきたらいろんな紙を試してみると楽しいかもしれないです。