概要
発注するときに意識することになるカラー印刷周りの話を紹介。
本を刷る上で必ずついてまわるのが、印刷するときの色の話です。本文を刷るにも表紙を刷るにも、基本的には「墨刷り」なのか「フルカラー」なのか、指定して発注することになります。
墨刷りは、黒一色を使ったモノトーンの印刷になります。技術同人誌はこれで本文を刷るのが一般的になっているように思います。フルカラーと比べて印刷費がとても安くなるので、よほど色で魅せたいような場合除いて墨刷りにしておくのが無難なように思います。
フルカラーは、シアン・マゼンタ・イエロー・ブラックの4色を使って表現するカラー印刷になります。表紙については、技術同人誌でもフルカラーで印刷するのが主流になっている印象です。こちらも墨刷りと比べて印刷費が高くなるのが悩ましいところですけれど、見栄えが良くなり、売り上げにもプラスに働いたりするという噂もあります。書籍としての見た目的な完成度や満足度も高くなるので、迷うようならとりあえず「本文は墨刷り、表紙はフルカラー」で刷ってみるのが良いと思います。