値段はどうする？

販売経路はわかってきたとして、そうしたときに次に難しい問題になるのが値段の付け方です。特にこれまで出展はしないながらも同人誌即売会に親しんでいる人でもなければ、いざ初めて同人誌を作って値段をつけようと思っても皆目見当がつかないのではないかと思います。

これについては、完全に「著者の自由」なので好きに値段を設定すれば大丈夫です。それに尽きるのですけれど、そう言われて納得するのはなかなか難しいでしょう。そこでひとつの指標として、同人誌の値段をつける際には「1 ページ 10 円」を参考にして値段を設定してみるのをオススメしています。これはマンガや小説のような一般的な B5 サイズ、墨刷りの同人誌を想定した参考値なのですけれど、これで値段を設定するとだいたい “いい感じ” になってきます。迷った場合はこれを基準に値段を設定して、直感的になんとなく安いと感じたら値段を 100 円単位で上げていくみたいな感じにすると良いでしょう。ただし技術同人誌の場合、これより 1.5 倍やそれ以上の高い値段が設定されていることもよくあります。