背景
- 個人が感じるモヤモヤについてはSlackのOJTチャンネルで共有しても解決に進まないことや、問題の程度感が伝わらない事が往々にしてある
- そのため、テンションという言葉を定義したが、テンションの定義は以下で定義していた
- 達成すべき目標に対して、到達の方法や道筋がわからない、試みてもうまくいかない状況、現実と理想のひずみ、モヤモヤした感情の状態を指す
- 一方で、必ずしも組織における理想と現実のひずみだけでなく、単純なモヤモヤした感情についても取り扱った方が良い場面があるのと、本人は切り分けがしにくい
- またテンションという言葉もわかりにくい部分があるので、モヤモヤという言葉に変えることにした
- 2021/3/3
- 会議標準でモヤモヤ傾聴は定例議題となった
- 2021/5/13
- モヤモヤ傾聴の定義として、プライベートに関するモヤモヤも対象とする
- 背景としては、プライベートのモヤモヤであれ仕事の生産性に影響しうることと、社内の会議でモヤモヤの解決につながる可能性もあるため
モヤモヤの定義
- 自分でも理由は分からないがモヤモヤした違和感から発する焦り、苛立ち、不安、恐れなどの感情の状態を指す
- 何が理由でモヤモヤしているか言語化できている必要もないし、言語化されないからこそモヤモヤしているということもある
- モヤモヤの原因が、プライベートの事情で心がざわついていたということもあって良い
- 達成すべき目標に対して、到達の方法や道筋がわからない、試みてもうまくいかない状況、現実と理想のひずみ、モヤモヤした感情の状態を指す
プライベートモヤモヤの取り扱い(ガイドライン)
- プライベートに関するモヤモヤの取り扱い
- 社内定例会議の標準として動画で記録をする場合もあるし、傾聴した相手にとっても、どこまでそれを他の人に共有して良いかの取り扱いは難しい場合があるので、モヤモヤを話す本人が、参加者以外の人が知っても大丈夫な内容として話すこと
モヤモヤ傾聴からチケット化までの流れ
STEP1:モヤモヤ傾聴
- モヤモヤを感じた当事者が、適切な会議体(主にチーム定例会議・委員会)に議題としてモヤモヤ傾聴の議題を提起する
- 会議の中でモヤモヤを共有するが、その際に下記を事前に記載する
- 背景や事実関係と解釈を分けること
- 背景や事実
- 解釈
- 聴く側の立場の人は以下に注意すること
- その場で解決案を出さないで、本人が十分だと感じるまで話を聴く
- 同情的に自分の話を始めることをしない
STEP2:モヤモヤ分析
- 会議の参加者が問題について共有する中で、何が真の問題、要因なのかを分析する
STEP3:チケット化
- 関係者で解決すべきと前向きに合意するためのチケット化を会議で検討する
- チケット化された場合は、以降、課題管理ツールで管理する
- この時点では、担当を割り当てる必要はなく、積み残しのタスク(バックログ)となる
- 関係者の間でチケット化の検討、議論をした結果、チケット化が不要と判断されれば、チケット化はされない事もある
全社運営委員会でのモヤモヤの取り扱い
組織全体に関するモヤモヤについては、全社運営委員会で取り扱う形になっています