背景
- Zoomにおけるコミュニケーションでは映像や通信状態により相手の状況や状態を推し量るのが難しい
- 例えば、ライトが暗いと相手が調子が悪いのかなと誤解したりする
- マイクが小さいと相手が元気がないかなと思ったりする
- 従って、対面でのコミュニケーションよりも、より注意深く相手の状態や気持ちを感じとる必要がある
目的
- より相手の状態や感情を感じとる訓練を普段から行う
言葉の定義
- 相手の感情や状態を感じ取り、それを表現する事
具体的な方法
- 私がどう感じたのか、どう思ったのかという、私を主語にして感じた・思ったという表現を動詞にする
- ◯◯さんが・・・という状態だった、・・・のように見えたなどを相手の状態や感情を目的語にする
- 私は「◯◯さんが少し元気がないように」感じた
- 私は「◯◯さんが少しイライラしているように」思った
センシングの仮説観点
以下にあてはまっている内容があれば仮説として言及してみよう
- 相手の内なる感情について感じ取れたものがあれば、なるべく高解像度で言語化をしてみよう
- モヤモヤ、不満、辛さ、嬉しさ、楽しさ、哀しさ、不安、恐れ、嫌悪、苛立ち、警戒心、楽観、愛情、服従
- 相手が注目しているタイムラインについて想像してみよう
- 過去・現在・未来
- 相手の発言にある意図を洞察してみよう
- 敢えての振る舞いなのか、素の振る舞いなのか、意図しない振る舞いなのか
- また、何を目的とした振る舞い、意図した発言だったのか
- 相手の発言にある背景にあるものの強度を測定し、トリガーを判定してみよう
- 強い原体験、価値観があってのものなのか、あるいは、軽い思い付き程度のものなのか
- 相手の話をする時のオーラや眼の力、話に力がこもったトリガーやタイミングは何なのか
- 顧客との会議において
- 会議参加者間における関係性について
- 会議の場を支配する暗黙のルールについて
センシングの共有方法
- 会議中記録をとるか、会議終了前に発言をする
- 議事録の中にコメントを書く、Slackのスレッドに書き込むなどの方法がある
センシングの仮説検証
- センシングの仮説について、実際にどうだったのかについては本人に話をしてもらって検証を行う
- その結果、仮説と違った結果については、驚くべきものとして受け入れることで、洞察力の向上につながる
- センシング検証担当がいれば、センシング検証担当が本人に聞いていく役割を担う
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