期間中に一度でも誘惑の抱き合わせを実践してみた
誘惑の抱き合わせ
習慣化の書籍で有名な「複利で伸びる1つの習慣」の中のテクニックの一つに『誘惑の抱き合わせ』があります。習慣化にはとても有効なテクニックです。
やらなければいけないが、なかなかそれを実現できない場合「やりたいこと」という誘惑と「やらなければいけないこと」を組み合わせることで、やらなければいけないことをやり遂げる方法です。
人気がある欲しい商品を買うには、全く要らない商品も抱き合わせで買わないといけないといった商売のやり方は褒められた方法ではありませんが、習慣化においては有効な方法です。
例えば「好きな音楽を聴きたい」がやりたいこととして「ジムで運動をする」をやりたくないこととした場合、音楽を聴く+ジムでの運動を抱き合わせて実行するということです。
「好きな音楽を聴いたり、映画を観るには運動をしながらでなければいけない」というルールを作り、ジムで運動をした時のみ音楽を聴いたり、映画を観る事ができるように制約します。
このように嫌なことと好きなことを合体させ、自分のやる気を引き出すことが重要なポイントです。
他にも、ゴミ捨てが面倒な場合は「コーヒーを買いに行くついでにゴミを捨てる」と設定し、コーヒーを買うにはゴミを捨ててからでないと買いにいけないように制限します。
あるいは甘い物が食べたいができるだけ控えたい場合は、「カフェで勉強した時だけ甘い物を食べる」と設定することで、甘い物を食べる機会を少なくすることが可能です。
ゆめみの社員は次のような抱き合わせを行っています
・スクワットをすれば、エスプレッソマシンでコーヒーを抽出してコーヒーを飲める
・洗濯物をたたんでアイロンをかけている最中は、Netflixを観ることができる
このように「やりたいこと」と「やりたくないこと」があった際、やりたくないことに対して、やりたいことの肯定的側面をプラスすることで促進させることができるのです。
他にも「ついやってしまうこと」と「普段はやらないこと」を抱き合わせることで行動に制限をかけるなど、この誘惑の抱き合わせを工夫して使うとさまざまな場面で通用するでしょう。
実際に私は「散歩をする時はPodcastを聴く」という習慣を行っています。普段は在宅ワークなので外に出る機会があまり多くありませんが、このテクニックを使うことで散歩をする時には好きなPodcastが聴ける、楽しいとなるように組み合わせて散歩を実現しています。また、執筆期間中はスマホを触るときは、Kindleで関連書籍の内容を見るか、原稿で加筆してからスマホの他のアプリを利用するようにしていました。執筆などは気の重たくなりがちな作業ですが、原稿や習慣化の書籍に頻繁に接触することで期間中は、習慣化を脳内シェア高く保てており、隙間時間での執筆も出来ていました。
このように、誘惑の抱き合わせをしっかりと設計して行うことで、やりたくなくて普段できなかったことや、気が進まずに実現できなかったことも習慣化できるようになるでしょう。