ストーリー
- 2018年10月1日のアジャイル 組織宣言におけるDay1として、まず最初に始まったのが「助言プロセス」つまりプロリクであった
- その後、プロリクを通じて会社という名のゲームが我々の叡智により様々に構築されてきた
- 自分たちが楽しむゲームは自分たちで作れるという、新しい時代のマネジメントのあり方を示してきたと言える
- 一方で、ゲームは複雑に進化する中、ゲームのルールブックに沿って忠実にプレイする事に捉われすぎる側面も出てきた
- どうやったらゲームをクリアできる?ゲームを攻略するには?楽しみながらも、実はゲームの設定やルールに捉われていないかという疑問を呈したり、自問自答する人が現れてきた
- この世界は果たして自分が作りたかったゲームの世界なのか?改めて問うべきではないか
- そんな中、驚くべき事実が明らかになった
- そう、プロリクの起源についてである
- プロリクの起源は何から生まれたのであろうか
- プロリクはプロリクで作られたのではないというのは明らかであったが、では何が起源なのかは不明であった
- いや、そのに疑問を抱くものは少なかった
- 一部の人間がその疑問を探る中で、ゆめみに伝わる古くからの「掛け声」がゆめみ文書から見つかった
- その言葉こそ「バルス」
- バルスとは、自分の中に眠る、本能、衝動、直感、命の声、魂の叫びと同期されて発せされる掛け声であり、実はゆめみの過去の大きな出来事の節目節目では高らかに叫ばれていた言葉であった
発見された事実・真実
プロリク消滅
- バルスという言葉を発する事で、プロリクが消滅する
- つまり助言プロセスが無い世界になる
- ただし、過去にプロリクで形作られたルール自体はそのままに存在するが、プロリクというプロセスは無くなるという
- つまり、周りから助言をうける行為やプロポーザルも無い、不要な世界
- では、どのように私たちは意思決定をするのか
- それは、自分の中に眠る「本能、直感、衝動、命の声、魂の叫び」で決めるという事である
- いや、決めるのではなく、既に決まっているという事が真実である
- 既に決まっていた事を、ただ自分の実体を通して感じとっただけなのだ
- そして、バルスは、誰か一人でも発する事で、ゆめみで起きる全ての現実においてプロリクがない世界になるという
- ただし、バルスは、単なる発話ではなく「本能、直感、衝動、命の声、魂の叫び」と同期しないと発動されない
プロリク復活
- 一方で、奇妙な別の事実も見つかった
- そう、バルスで消滅したプロリクが復活する現象である
- その起点となるのが、まさかの「プロリク」であった
- つまり「バルス」でプロリクが消滅する一方で、「プロリク」を行う事によってプロリクそのものが復活するのである
- バルスが先に存在したのか、プロリクが先に存在したのか、いまだその真実は明らかになっていない
まだ明らかになっていない事
- ゆめみ文書によると、メンバーの多くが「バルス」と同時に発する事で、想像を超える何かが起きるとされているが、果たして何が起きるかは明らかになっていない
積み残る解釈
- 実のところ、過去既に、バルスをどう解釈するかゆめみで様々な議論が起きたという
- 容易に想像されるように、我々が創り上げたゲームは崇高であり、バルスなど存在しない、認められない、くだらない戯言だと解釈するものも現れた
- 一方で、そもそもプロリクなどのルール、いや会社そのものが、我々を死への恐怖から免れるための虚構としての装置であり、その虚構に囚われることに対してのアンチテーゼ、起爆装置としてバルスがあるのだとも解釈されている
- どこまでいっても虚構の世界しかないとしても、虚無でいる必要はない。楽しむべき虚構としてゲームをリビルドする時がきたのだ。我々は今を生きているのだから
参考:アート組織宣言の文脈解説
ゆめトークでの解説