- エンジニアリングマネジメントロール
- マルチハット年収評価の例
- 職位:プロフェッショナル・リード・シニア
- 概算年収想定
- 前提条件
- 役割前提
- 選考
- 書類選考
- スカウト
- コードチェック
- カジュアル面談
- 選考(一次・三次)面接
- 改善
- 採用
- 計画
- 実行
- 組織改善
- 配置・配属
- 評価
- 案件管理
- 技術マネジメント
- 育成
- オンボーディング
- コーチング
- 研修設計
- メンタリング
- 参考資料
エンジニアリングマネジメントロール
大前提:
ゆめみは委員会活動を通じてプロセスマネジメント・ピープルマネジメントを全員で分担するマネジメント方式を採用している。結果として、エンジニア・デザイナーなどがエンジニアリングマネジメントの役割を兼務することも多い。その際に、本人のエンジニア、デザイナーとしての職位よりも高い職位のエンジニアリングマネジメントの役割を担う場合にマルチハットとしての加点評価ができるように本職位ガイドラインを活用する
‣
マルチハット年収評価の例
エンジニア・デザイナーとしての職位がプロフェッショナルで550万の年収想定
一方で、エンジニアリングマネジメントの職位がプロフェッショナルで700万の年収想定
エンジニアリングマネジメントの業務割合が20%の場合
550万+(700万-550万)×20%=580万としてマルチハット評価を行うことができる
職位:プロフェッショナル・リード・シニア
年収想定:700〜1200万
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概算年収想定
業界全般
700万〜
- 5~10名の規模の組織マネジメント全般(採用・育成・評価・配置)を独力でできる
800万〜
- 10~30名の規模の組織マネジメント全般(採用・育成・評価・配置)を独力でできる
900万〜
- 30〜50名の規模の組織マネジメントについて設計から行うことができる
〜1200万
- 100名〜の全社的な組織マネジメントを行うことができる
- 組織の基本設計を行うことができる
- 事業方針に沿った中期的な組織方針の策定を行うことができる
ゆめみ特有
700万〜
30~50名規模の委員会の組織マネジメント(採用・育成・配置など)の主要な一部の領域についてプロジェクトオーナーとして主導することができる
800万〜
30~50名規模の委員会の組織マネジメント(採用・育成・配置など)の主要な複数の領域においてプロジェクトオーナーとして主導することができる
900万〜
30~50名規模の委員会の組織マネジメントを委員会全体を代表するオーナーとして全体最適を主導することができる
1000万〜
複数のギルドを横断した委員会の組織マネジメント(採用・育成・配置など)の主要な一部をオーナーとして全体最適を主導することができる
or
100名規模の委員会の組織マネジメントを委員会全体を代表するオーナーとして全体最適を主導することができる
〜1200万
ギルドを横断した全社的な委員会の組織マネジメント(採用・育成・配置など)の主要な一部をオーナーとして全体最適を主導することができる
前提条件
リードエンジニア、リードデザイナーとしての経験を保有している
プロジェクトリードの経験を2年以上保有している
2年以上、5~10名規模の組織マネジメント(採用・育成・配置)を全般的に経験している
- 「配置」とはゆめみでの経験であればキャリアなども考慮したリソース調整・配置を指す
- 特にゆめみにおける配置とは主に新卒採用における文脈が強いので注意
役割前提
所属するギルドの委員会全体の状況を把握・分析した上で課題を抽出する
所属する委員会の各WGの支援を行う
所属する委員会を含めた、複数の委員会を横断する活動(会議・委員会)に参加して、所属する委員会を代表する役割を担う。
例えば下記のような会議でギルドや所属委員会組織の代表を勤める
- カイゼン委員会
- 全社運営委員会
- リソースマネジメント会議
選考
書類選考
書類選考を担当することができ、やり方を指導することができる
パートナー採用においても同様に担当・指導ができる
適切な応募があるように採用チャンネルの最適化を行うことができる
スカウト
求職者の情報をもとにしてスカウト業務を行うことができる
スカウト業務の設計を行うことができる
スカウトにおいて効果的(返信率・面談設定率などの観点含む)なスカウトを行うことができる
コードチェック
コーディング試験において評価を担当することができ、やり方を指導することができる
コードチェック試験、ワークサンプルテストの設計や改善を行うことができる
コードチェックや面接、カジュアル面談について初心者にやり方を指導することができる
カジュアル面談
カジュアル面談を担当することができ、やり方を指導することができる
カジュアル面談の採用ピッチ資料を策定・改善することができる
求職者の体験設計を考慮してカジュアル面談の設計を行うことができる
テックリード、シニア職位のカジュアル面談を担当して魅力付けを行うことができる
選考(一次・三次)面接
新卒採用における面接を担当することができ、やり方を指導することができる
パートナー採用においても同様に担当・指導ができる
改善
エンジニア採用、デザイナー採用の事情を把握し、採用人事へ情報を共有し、採用フローの改善提案を行うことができる
カジュアル面談や面接にて利用する会社紹介資料などのドキュメントについて、改善および新規作成のディレクションすることができる
候補者体験の向上や運用効率化、RPOと内部リソースの最適化、採用計画の立案などができる
競合を分析した上で、採用の差別化や魅力付けの方法を言語化した上で施策に落とし込むことができる
採用
計画
採用イベントの主催企業と協力し、採用イベントの選定・企画・申込などを行うことができる
インターンプログラムを企画・改善し、適切なチームに実施していただけるよう指導およびディレクションを行うことができる
採用イベントにおいて、年間の採用イベントの統括、分析、設計、最適化などができる
全社のインターン設計を各ギルド毎の性質や状況を理解した上で行うことができる
3年後の中期事業方針に基づいて中期的な採用計画を立案することができる
実行
採用イベントの企業側担当を独力で担当することができる
採用イベントの成功に向けて、担当チームを取りまとめリードすることができる
採用イベントにおいて会社を代表し、会社紹介を効果的に行うことができる
インターンにおいて学生を受け入れ、学生に有用な経験を積ませることができる
外部の企業との共催イベントでゆめみの組織面・マネジメント面について効果的に登壇して訴求することができる
組織改善
社内のリソースマネジメントについて改善を推進することができる
ギルドにおけるチームの再編成、メンバーの配置などを全体最適の視点で行うことができる
どのチームのスコープにも無いような課題についてタスクフォースを結成し、課題解決に必要な人員を集め、課題解決を推進することができる
リソースのアサインについて、空き状況や適性を考慮しながらアサインを提案することができる
定常的に発生する課題が現れた際には、必要に応じて課題を解決するためのチームの新設と人員集めを行うことができる
組織全体の最適化のために、問題解決・プロセス改善・調整・リソース配分ができる
チーム内の問題解決・プロセス改善・調整ができる。チーム内のリソース配分について理解し、提案できる。
他チームの業務や特性を理解しながら、チームの枠を超えた問題解決・プロセス改善・調整・リソース配分ができる。
ギルドの枠を超えた問題解決・プロセス改善・調整・リソース配分ができ、問題解決が自律的に行えるチームを作ることができる
配置・配属
年度ごとの新卒採用状況を把握し、配属を計画することができる
社内のリソース状況をおおよそ把握している、あるいは確認を求められたときGUILDを見るなどして一次回答をすることができる
メンバーの能力やキャリアプランと社内の需要を把握した上で、メンバーに対して人事提案(案件の異動等)を行うことができる
採算性、メンバーのキャリア、顧客満足などを考慮した上で、30~100名規模の組織におけるタレントマネジメントを行うことができる
評価
各種専門職の職位ガイドラインを策定、改善することができる
本エンジニアリングマネジメントロールの職位ガイドラインを策定・改善することができる
案件管理
ジョブボードの使い方を理解し、他者に指導することができる
GUILDの使い方を理解し、他者に指導することができる
GUILDなどの稼働管理の方法についてあるべき姿を提言することができる
チームやプロジェクトのヘルスチェックの仕組みを策定して運用することができる
技術マネジメント
全社的に利用を推奨するアプリケーションについて、選定を担当することができる
全社的に利用を推奨するアプリケーションの利用方針を取りまとめ、推進することができる
業務で利用するSaaSおよびIaaS提供企業とのパートナーシップ構築について計画し推進することができる(例:AWS ACEプログラムや、Datadog Partnerなど)
全社的に使っている技術スタック、デザイン技術についておおよそ把握している、あるいは調査することができる
技術監査チームなどの必要性があればこれを検討し、結成を推進することができる
ISO取得などの企業認定を推進することができる
全社的に則る開発標準・デザイン標準などついて、リーダーシップを持って策定を推進することができる
育成
オンボーディング
ギルドにおけるオンボーディング設計を行うことができる
入社後のeNPS・アンケート、ヒアリング結果に基づいてオンボーディングの改善サイクルを実現できている
セルフオンボーディングの設計・改善・最適化を行うことができる
入社前からの体験設計に基づいて適切なオンボーディングを行うことができる
コーチング
コーチングの経験を保有している(1〜5年)
システムコーチングの経験を保有している(1~3年)
研修設計
ギルドにおける新卒研修設計を行うことができる
プロジェクトリードに必要な研修設計を行うことができる
メンタリング
NonN 面談を計画及び実施し、エンジニアチームや案件チームおよび個人の状況を理解し記録することができる
キャリアについてアドバイスを求められた時、傾聴したり、自らの意見を述べたりして相談者の助けになることができる
チーム全体の成長に向け、メンバーに関心を持ち、必要に応じて育成計画の立案・実施ができる
チーム全体の能力向上に向けてのノウハウ共有や育成の雰囲気・仕組み作りへの意識も高く持ち、実践をすることできる
心理的安全性の高い環境を構築し、声を上げやすい状態を作ることができる
参考資料
エンジニアリングマネージャー職位ガイドライン v1(鈴木案)